サービス付き高齢者向け住宅の中でも特定施設ってあるの？
2015.12.30
カテゴリ：サ高住
サービス付き高齢者向け住宅の中でも特定施設ってあるの？
そもそも特定施設が何なのか？ が分かりりにくいかと思いますので説明しておきます。
＜特定施設とは＞
介護保険サービスの「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設のことをいいます。
施設内で生活しながら食事・入浴・排泄などに関わる生活・身体介助などの介護サービスを定額料金で受けられるのが特徴です。
特定施設の代表的な例としては介護付有料老人ホームが挙げられますが、ほかにも養護老人ホームやケアハウスにも特定施設があります。そして、サ高住でも増えてきました。
では、通常のサ高住との違いはなにかというと、介護サービスの利用形態が違います。
通常のサ高住は、外部の訪問介護事業所と契約を結び、「訪問介護」などといった介護保険サービスを利用するのに対して、特定施設は、先ほども書いた通り、「特定施設入居者生活介護」という定額の介護保険のサービスを受けることなります。
サ高住の特定施設といったものをイメージする際は、介護付有料老人ホームを想定してください。
サ高住と言われて先入観で自由度が高いと思わないようにしましょう。
ちなみに、「介護付き」「ケア付き」という名称は特定施設でないと付すことはできません。
＜長所・短所＞
●長所
・介護費用が定額なので安心。
・介護スタッフが常駐している。
・手厚い生活援助が期待できる。
●短所
・介護事業者やスタッフを選べない。
・生活の自由度がなくなる。
サ高住の特定施設というのは、介護付有料老人ホームとして考えましょう。
また、高齢者のお住まい探しの中で、サ高住か介護付有料老人ホーム（特定施設）というのは、入居するご本人のお体の具合によって判断すべきものですのです。
よって、はじめからどちらにすると決めつけずお探しすることが賢明です。
